作曲家
George Shearing
1 件の採譜。すべて左手と右手が分かれています。

George Shearing (1919-2011) は London の Battersea に、労働者階級の家の9人きょうだいの末子として生まれ、生まれつき目が見えませんでした。幼くしてピアノに親しみ、Linden Lodge School for the Blind で訓練を受けます。1940年代には英国で最も敬われるジャズ・ピアニストの一人となり、1947年、当時モダン・ジャズの首都であったニューヨークへ渡りました。
1949年に George Shearing Quintet を結成し、ベースとドラムの上にピアノとヴィブラフォン、ギターを並べました。その商標となったのが、のちに Shearing サウンドと呼ばれるヴォイシングです。旋律をロックト・ハンズの密集したブロック・コードで和声づけし、これはオルガン奏者 Milt Buckner が先鞭をつけた手法ですが、それをヴィブラフォンが1オクターヴ上で、ギターが下で重ねる。効果は涼やかで丸く、たちまちそれと分かるもので、September in the Rain に始まる一連のヒットを運びました。
1952年、彼は Lullaby of Birdland を、本人によればおよそ10分で、同名のニューヨークのクラブのテーマとして書きました。この曲は、先立つ Conception とともに、史上最も多く録音されたジャズ・スタンダードのひとつになります。後年には歌手 Mel Torme との高い評価を得たデュオで第二の聴衆を見つけ、2007年には音楽への貢献でナイトに叙されました。彼の録音の速度を落とせば、ブロックのヴォイシングが手の下で開いてきて、内声のひとつひとつが学べるほど、感じ取れるほどに明瞭になります。